「サウナに入ると、なんとなく調子がいい」
そんな感覚を持ったことのある人も多いのではないでしょうか。
近年では、サウナの健康効果に関する科学的な研究も増えてきており、ただのリラックス手段ではない可能性が指摘されています。
本記事では、フィンランドの研究結果と筆者自身の体験をもとに、サウナがもたらす身体的・心理的な変化について考察します。
2023年にフィンランドで行われた疫学研究によれば、週4回以上サウナに入る習慣がある人は、心疾患の発症リスクが有意に低下することが報告されました。
研究では、長期間にわたって数千人規模の追跡調査が行われ、以下のような傾向が見られました:
こうした結果は、温熱刺激による血流改善や、自律神経のバランス調整によるものと考えられています。
ただし、サウナの効果には個人差がある点にも注意が必要です。
「サウナ=万能の健康法」ではなく、“自分に合った無理のない頻度”で取り入れることが大切です。
私自身は、週に2回ほどサウナに通う習慣があります。
ととのいを目的に入り始めたのですが、思いがけず「睡眠の質が明らかに変わった」という実感がありました。
特に、後楽園にあるスパラクーアでは:
「ととのい」という体験を何度もしています。
サウナの効果は、科学的にも徐々に裏付けが増えています。
しかし、何より大切なのは、「自分にとってどう感じられるか」という体感です。
ちょっとイライラした日、寝つきが悪い日、頭の中がごちゃごちゃしているとき──そんなときに、ふっと整えてくれるのが、私にとってのサウナです。
自分に合った頻度とスタイルで、無理なく気持ちよく続けていく。
それが、サウナの“正しい使い方”なのかもしれません。