パーマをかけたばかりの髪、なるべく長持ちさせたいですよね。しかし、せっかくのふんわりカールやウェーブが、サウナの熱や湿気で取れてしまうことがあると聞いたら、ちょっと不安になる方も多いはずです。この記事では「パーマ後にサウナに入っても大丈夫なのか？」という疑問に答えながら、髪を守るための正しいタイミングやケア方法について詳しく解説していきます。
パーマ後すぐにサウナに入るとどうなる？
パーマ直後の髪はとてもデリケート。定着する前に高温多湿な環境にさらすと、ウェーブやカールが緩んだり、形が崩れたりする可能性があります。特に24〜48時間は注意が必要とされます。髪のキューティクルが開いたままの状態では、熱と湿気の影響を大きく受けてしまうため、髪のまとまりや質感にまで影響が出ることも。
美容師のコメント：「パーマ後の髪は一時的に柔らかくなっているため、サウナなどの環境は控えてください。最低48時間は髪を安静に保つことが推奨されています」—美容師 渡辺友里氏（都内美容室Pino）
サウナの熱と湿気がパーマに与える影響
サウナの高温と湿気は、髪の内部に残る薬剤の働きを早めたり、水分バランスを乱したりするため、パーマのもちに悪影響を与えることがあります。キューティクルが開きやすくなり、髪の内部から水分やタンパク質が流出することで、手触りがパサついたり、カールの弾力が失われたりします。繰り返すと、髪の構造自体が変わってしまうリスクもあります。
「パーマが取れる」と言われる理由とは
湿気や熱で髪の構造が変化しやすいため、カールが取れたように感じやすくなります。また、ヘアケアを怠ると乾燥や広がりにつながり、結果として「パーマが落ちた」と感じることも。実際には完全にパーマが落ちていなくても、乾燥によって広がった髪がカールを分かりにくくしている場合もあります。
サウナとカラー後の髪のダメージの違い
パーマは髪内部の構造を変える施術ですが、カラーは主に色素を入れるもの。どちらもサウナ直後は注意が必要ですが、パーマの方が湿気や熱に弱く、ダメージリスクは高めです。カラー後の髪は色落ちが問題になりますが、パーマ後は形状そのものが変わってしまうため、注意点が異なります。
実際にパーマが取れた人の体験談まとめ
SNSや美容系掲示板では、「パーマ当日にサウナに入ったら翌日には緩んでいた」「美容師に48時間は絶対やめてと言われた」などの声が多く見られます。中には「1週間たってから入ったけど問題なかった」「保湿ケアをしっかりすれば平気だった」という体験談もあり、個人差もあるようです。
パーマ後サウナに入るタイミングと髪を守る方法
パーマ後、サウナに入っていいのはいつから？
一般的に、パーマ後48時間（2日間）はサウナ・温泉・プールなど湿度と温度の高い場所は避けるのがベストです。これはパーマ剤の定着が完了するまでに時間がかかるためです。しっかり固定されるまで我慢することが、結果的にパーマを長持ちさせるコツになります。
ヘアケア専門誌『BEAUTY SCIENCE』によると、「パーマ後48時間は水分と熱への過度な曝露を避けるべきであり、キューティクルの開閉を繰り返すことは定着に悪影響を及ぼす」とされています（2021年3月号）。
髪が傷まないためのサウナ前の準備とは
やむを得ず入る場合は、髪を乾いた状態にして、ヘアオイルやミストをつけて保護することをおすすめします。髪を束ねたり、ラップやサウナハットで覆うのも有効です。ドライヘアに保護膜を作ることで、熱から髪を守ることができます。
サウナ中のヘアケア：サウナハットやオイルの活用法
サウナハットは頭皮と髪を熱から守るアイテムとして有名。さらに、アルガンオイルやシアバター配合のオイルをあらかじめ塗布しておくことで、乾燥やダメージを軽減できます。最近ではミストタイプの保護スプレーもあり、手軽に使えるのが特徴です。
サウナ後にすべきヘアケアと保湿対策
サウナ後はすぐにシャワーで髪と頭皮を冷やし、ダメージを抑えましょう。その後は、洗い流さないトリートメントや保湿クリームで潤いを補給するのがポイントです。特にヒートプロテクト機能のあるケア剤を使うと、次のドライヤー時の熱からも髪を守れます。
パーマ後のヘアスタイルを長持ちさせるコツ
ドライヤーは優しく低温で使い、ブラッシングも丁寧に。さらに、保湿ケアを日常的に取り入れることで、パーマのカールやウェーブがきれいに保てます。週に1回の集中トリートメントや、アウトバスケアの導入もおすすめです。日々の積み重ねが、パーマの持ちを大きく左右します。
まとめ
パーマ後の髪は非常に繊細。サウナに入ることでパーマが取れるリスクがあるため、最低でも2日は控えるのが賢明です。もしどうしても入りたい場合は、髪を保護するアイテムやケア方法を活用し、事後のアフターケアも忘れずに行いましょう。
また、サウナの頻度が高い人や、定期的にパーマをかけている人は、担当美容師と相談しながら、髪のダメージケアを習慣化していくことが大切です。髪質や生活スタイルに応じたケアを行うことで、美しいパーマスタイルを長く楽しむことができます。
美しいパーマスタイルを保ちたい方こそ、サウナとの上手な付き合い方を意識していきましょう。
