ゴルフ後や炎天下で疲れた体にサウナはアリ?夏の賢い付き合い方

夏のゴルフや外出のあと、体が火照って頭がぼーっとする…。
そんなときに「よし、サウナで全部汗かいてリセットだ!」と直行したこと、ありませんか?

気持ちはわかります。けれど実はその状態、体はすでにオーバーヒート寸前。
無理にサウナに入ると、ととのうどころか余計に疲れが増してしまうこともあるんです。

今回はサウナ愛好家に知ってほしい、夏ならではのリスクと、安全に楽しむためのコツをまとめました。


夏にサウナが危険になる理由とリスク

夏の炎天下と運動で体はすでにオーバーヒート

夏のゴルフやランニング、屋外イベント。大量の汗をかいたあと、体の深部温度はかなり上がっています。
この状態でサウナに入るのは、火に油を注ぐようなもの。

「頭がぼーっとする」は熱中症のサイン

体が熱を持ってぼーっとするのは、軽い熱中症のサインかもしれません。
水分・塩分不足のままサウナでさらに汗をかけば、危険度が増します。

皮膚は冷たくても体の中は熱い

汗が蒸発すると皮膚の表面はひんやり。でも体の内部はまだホカホカ。
「冷えているから温めよう」と思って熱い湯やサウナに入るのは逆効果です。

発汗で水分と塩分が不足している

大量の汗をかいたあと、体は脱水状態に近づきます。
血液はドロッと濃くなり、循環機能にも負担大。サウナでさらに汗をかけば、頭痛やめまいにつながります。

深部体温が高いままサウナに入る危険性

深部体温はすぐには下がりません。高いままサウナに入れば、のぼせ・動悸・ふらつきなどのトラブルが起こりやすくなります。

心臓・血圧へのダブルパンチのリスク

熱による血管拡張+脱水による血圧変動。
このダブルパンチは心臓に強い負担を与え、とくに持病がある人には危険です。


夏サウナを安全に楽しむ「賢い付き合い方」

まずは「冷やす」が先決 ─ 日陰&冷却タオル

ラウンド後や炎天下から戻った直後は、まず涼しい場所で休みましょう。
首や脇を冷やすと効率よく体温が下がります。

水分とミネラル補給を忘れずに

夏サウナ前は水分補給だけでなく、塩分・ミネラルも必須。
経口補水液やスポーツドリンクを取り入れるのがおすすめです。

高温ではなく低温・スチームサウナを選ぶ

100℃のサウナにこだわらなくてもOK。
80℃前後のマイルドサウナやスチームサウナなら、夏の疲れた体にも優しく整います。

短時間×小刻みのサウナで負担を軽減

「10分以上入らなきゃ」と思う必要はありません。
数分ずつ、こまめに休憩を入れるほうが夏のサウナには向いています。

水風呂は段階的に、いきなりドボンはNG

体が熱いからといって飛び込むのは心臓に負担大。
まずはかけ水やぬるめのシャワーで体を慣らしてから入りましょう。

外気浴をメインに楽しむのもアリ

夏は外気浴こそ主役。涼しい風を浴びながら休むだけで、十分に“ととのい”を感じられます。


夏サウナにおすすめの持ち物リスト

サウナを賢く楽しむには準備が大事。夏に持って行くと安心・便利なアイテムをご紹介します。

  • 経口補水液やスポーツドリンク:水分+電解質を効率的に補給

  • 塩タブレット・塩飴:発汗によるミネラル不足を手軽に補える

  • 冷却タオル・保冷剤:首や脇を冷やすと体温を効率よく下げられる

  • ぬるめのお茶や麦茶:甘さ控えめで喉にやさしい

  • 替えのTシャツやインナー:汗をかいたあとの快適さが段違い

  • リネンやコットン素材のサウナハット:頭の熱ごもりを防ぎ、夏でも快適


まとめ

夏のサウナは、冬とはまったく違う難しさと魅力があります。
体が熱を持ったままサウナに入るとリスクが増しますが、**「冷やす・補給する・無理しない」**を守れば、安全に最高の“ととのい”を楽しめます。

サウナは我慢大会ではなく、体をリセットするための場所。
この夏は賢くサウナと付き合い、安心して爽快な時間を楽しみましょう。

🔥 サウナ愛好家の合言葉は──
「焦るな、まずは冷やして補給!」

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